大腸 内視鏡の不安を解消します!

何年か前に、一度だけ内視鏡検査を受けたことがあるのですが、その際にとても印象に残ったことがあります。それは、ベッドに横たわり、内視鏡を差し込まれた状態で、リアルタイムで見ることができる自分の大腸の映像に関することです。ちょっと汚い話題になりますので、お食事前の方はご容赦ください。内視鏡検査を受ける前日は、消化のいい食べ物か、あるいは病院から支給される特別食を食べるなどして、できるだけ腸内に食物の残渣が残らないような配慮をします。そして、最後に摂った食事が消化吸収された頃合いを見計らって、病院から支給された専用の下剤を服用して、大腸内を完全に空っぽにするのですが、この過程にかなり時間がかかります。強力な下剤を、2時間ほどの時間をかけて少しずつ服用するので、何度も何度もトイレへ足を運ぶことになるのですが、最初のうちは普通にお腹を下している状態なのが、次第に便とは呼べないような透明な液体が排泄されるようになり、完全に大腸の中が綺麗になったことがわかるのです。


この過程はとても大切です。その後、病院へ移動して内視鏡検査を受けますが、ベッドの横にモニター画面が設置されていて、リアルタイムで内視鏡の映像が見られるようになっています。完全に空っぽになっているならば、大腸内はピンク色でとても綺麗です。ただ、腸のひだの部分やくぼみに黄色っぽい透明の液体がたまっているのが見えると、排泄物の残りであることがわかるのでやや気恥ずかしくなります。ただ、これが透明な液体ではなく固形物だった場合はもっといたたまれない気持ちになるのではないだろうかという気がして、時間をかけて便が透明になるまで頑張っておいてよかったと思いました。診察する側から見れば、大腸内に便の残りがあろうと液体が透明ではなかろうと、病変さえ見過ごすことがなければどうでもいいことだろうと思うのですが、患者側からすると、ただでさえ屈辱的な状況をともなう検査ですので、その上、自分の体内に残る排泄物をモニター中継されたとなると、その精神的ダメージはかなりのものになります。現在は、検査時間を短縮するために病院に行ってから下剤を飲み始めて、ある程度便が透明になったら検査を始めるというケースもあるようで、忙しい現代人にはその方がありがたいだろうとは思うのですが、モニターで腸内に残る便の姿を見る時の精神的ダメージのことを想像すると、時間をかけて腸内を空っぽにする時間の取れる病院を選ぶことをおすすめします。